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インプラントのメンテナンスって?
インプラントのメンテナンスって?
2023.04.30
インプラント
インプラント治療後には、メンテナンスを継続的に受ける必要があります。これは従来法の入れ歯やブリッジと少し異なる点であり、戸惑う方も多いことでしょう。今回はそんなインプラント治療のメンテナンスについて詳しく解説します。
インプラント治療のメンテナンスの内容
インプラント治療後に行うメンテナンスは、いわゆる経過観察やアフターケアに該当するものですが、実際はもう少し重要性の高いものといえます。具体的には、次のようなことを実施します。
◎インプラントの故障の確認
インプラントは、上部構造(=人工歯)+アバットメント(連結装置)+人工歯根からなる装置で、歯冠から歯根まですべてが人工物で構成されています。それぞれのパーツはネジなどでつながっており、長期間使用していく中で不具合が生じることも珍しくありません。インプラントのメンテナンスでは、そうした装置の故障を早期に発見し、修理することを主な目的としています。
◎インプラント周囲炎のチェック
すべてが人工物で構成されたインプラントは、虫歯になることはありません。そのためインプラントの虫歯予防を行う必要はありませんが、歯周病にはかかります。とくに「インプラント周囲炎」と呼ばれる、インプラント特有の歯周病は完治させることが難しく、顎の骨が壊される速度も速いことから、可能な限り予防に努める必要があるのです。そうしたインプラント周囲炎のチェックもメンテナンスにおける重要な目的のひとつとなっています。
◎噛み合わせのチェック
噛み合わせというのは、時間が経つにつれて変化していきます。インプラント治療を実施した直後は噛み合わせが正常であったとしても、それから数ヵ月、数年経過していく中で、顎の骨が下がる、他の歯が虫歯になる、歯が摩耗するなどの理由から咬合に乱れが生じることも珍しくないのです。噛み合わせが悪い状態でインプラントを使い続けると、上部構造や人工歯根に過剰な力が加わり、さまざまなトラブルを引き起こします。ですから、メンテナンスで噛み合わせの異常が見つかった場合は、人工歯を削るなどして対応します。
◎インプラントのクリーニング
メンテナンスでは、インプラントのクリーニングも行います。可撤式のタイプであれば、上部構造を取り外した状態でクリーニングします。その他、インプラントのメンテナンスでは、レントゲンを撮影して経過観察したり、正しいケアを実践できるようにブラッシング指導を行ったりします。
▼まとめ
今回は、インプラントのメンテナンスについて解説しました。インプラントは天然歯そっくりの見た目と噛み心地が手に入る素晴らしい装置ではありますが、人工物であることを忘れてはいけません。インプラントのメンテナンスを怠ると、装置の寿命が縮まってしまいます。インプラントに付随する保証も受けられなくなりますので、十分にご注意ください。
竹内歯科医院は、浜松市でインプラントに力を入れている歯医者さんです。
インプラント治療をしたい、治療後もしっかりとケアして欲しい、歯周病の重症化・合併症を防ぎたい、という方は、いつでもお気軽にご連絡ください。
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