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歯周再生療法
歯周再生療法
2021.10.22
歯周病
歯周再生療法って?
歯周再生療法とは、その名の通り歯周組織を再生させるための治療です。具体的には、歯周病菌により破壊された骨組織があった場合、薬剤などを用いて骨が再び作られるのを促す方法です。
歯周病の治療は、「歯周基本治療」と「歯周外科治療」の2つに分けられます。歯周基本治療だけで回復が見込めなかった場合に歯周外科治療を行いますが、歯周病の進行を止めることはできても歯周病により失った組織を回復させることはできません。そこで、必要に応じて行われるのが歯周再生療法です。
歯周再生療法を行う最大のメリットは、歯を失わなくて済むという点です。抜歯してインプラントや入れ歯を入れるのではなく、ご自身の歯を使い続けることができます。ただ歯周再生療法が行えるかやその効果は、患者さんによって異なります。
歯周再生療法にはGTR法、骨移植、エムドゲインやリグロスという薬剤を使った方法などさまざまな種類があります。今回はその中でもGTR法と骨移植について簡単にご紹介します。
GTR法
GTR法とは、「メンブレン」という膜を使った歯周再生療法です。メンブレンで歯周病菌により破壊された部分を覆うことで、歯周組織の再生を促します。またメンブレンは、歯周組織が再生するためのスペースを確保する役割も担っています。
GTR法の主な流れは以下の通りです。
- 1.麻酔・歯ぐきの切開
- 2.手術部位の清掃
- 3.メンブレンの設置
- 4.縫合により歯ぐきを元に戻す
骨移植とは、歯周病菌により骨組織が破壊された部分に、他の部分から持ってきた骨を移植する方法です。これにより失った骨組織を再生・再構成させます。
移植する骨は、本人の他の部位から得ることもあれば人工骨を使用することもあります。ご自身の骨を使用する場合は、手術部位の近くの歯槽骨を利用することが多いです。
骨移植の主な流れは以下の通りです。
- 1.麻酔・歯ぐきの切開
- 2.手術部位の清掃
- 3.骨の設置・移植
- 4.縫合により歯ぐきを元に戻す
歯周再生療法については、こちらもご覧ください。
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