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医療費控除ってなに?

2022.09.30

知って得する!!~歯の豆知識~


こんにちは。今回は歯科治療における医療費控除についてご説明します。


医療費控除とは、簡単に言うと治療費の一部が返ってくる制度です。インプラントや歯列矯正など、高額な歯科治療を受けた年などは特に、領収書などを取っておき忘れず申請しましょう。

医療費控除を受けるには
該当の歯科治療を受けたからと言って、自動で治療費の一部が返ってくるわけではありません。
医療費控除を受けるには、毎年年度末に期限が設けられている確定申告で、支払った治療費の申請をする必要があります。

また誰でも医療費控除が受けられるわけではなく、該当の治療費の合計が10万円を超えた場合にのみ適用されます。なお夫や妻、子どもなど、生計をともにする家族がいれば、全員の治療費を合算して申請することができます。例えば自分1人では治療費が10万円を超えなくても、妻にかかった治療費と足して10万円を超えられれば、医療費控除を受けられるということです。


歯科治療における医療費控除
以下のような歯科治療が医療費控除の対象になります。

● インプラント
● 歯列矯正
● セラミックの詰め物・被せ物
● 通院にかかった費用 など

歯科治療だけでなく、歯科医院への通院にかかった交通費も対象になります。例えば電車代やタクシー代などです。領収書やレシートが無い場合はメモしておき、忘れないようにしておきましょう。

医療費控除ってなに?



医療費控除で具体的にいくら返ってくるかは、以下のような計算式で求められます。

 

  1. 1.「医療費控除額」を計算する
  2.   医療費控除額(最大200万円)=
  3.          支払った治療費の合計ー 保険などにより補填された金額 ー 10万円(※)
  4.   ※)その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5パーセントの金額

 

  1. 2.1で求めた医療費控除額に、所得税率を掛ける
  2.   医療費控除で返ってくる金額=医療費控除額× 所得税率


所得税率は所得金額により異なり、2021年度は例えば所得が195万円以下であれば5%、330〜695万円であれば20%となっています。例えば所得が500万円で治療費が30万円であった場合、3万円ほどの金額が返ってくることになります。詳しくは国税庁のホームページで確認しましょう。

 

「自分が受けている治療が医療費控除の対象かわからない」など、お悩みであれば遠慮なくご相談ください。


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