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マイクロスコープについて
マイクロスコープについて
2021.12.15
歯科医療機器
今回は当院で使用している「マイクロスコープ」という機械についてご紹介します。
マイクロスコープは細かい処置や治療の際に使われる顕微鏡です。歯科に限らず医科の分野(心臓外科、脳外科など)でも使われています。
マイクロスコープは、主に以下のような治療で使用します。
● 歯の根っこの治療
● 歯周病の治療
● むし歯の治療
● 詰め物・被せ物の治療
今回はそれぞれの治療において、マイクロスコープがどのように使われているのかお話します。
マイクロスコープ×歯の根っこの治療
歯の根っこの治療では、歯の内部の清掃・洗浄・消毒を繰り返し、可能な限り無菌状態に近づける必要があります。ただ歯の内部はとても狭く、手探りで操作したり肉眼で確認したりするだけでは不十分となることも多いです。そのためマイクロスコープを使った治療が必要になるのです。
マイクロスコープ×歯周病の治療
歯周病を治療する上で、歯周ポケット内の歯石の除去は重要です。ただ歯周ポケット内はとても狭く、肉眼で「歯石がどこに付着しているか」「歯石を完全に取り切れたか」などを正確に把握するのは難しいです。手探りで歯石の除去を行うと歯周組織を傷つける可能性もあり、マイクロスコープの使用されることも多いです。
マイクロスコープ×むし歯の治療
むし歯を削るときはやみくもに歯を削るのではなく、むし歯になっている部分だけを正確に削り取る必要があります。マイクロスコープを使えば細部まで正確な診断ができ、患者さんや歯への負担を最小限に抑え、その後装着する詰め物・被せ物や歯自体の寿命を長くすることにもつながります。
マイクロスコープ×詰め物・被せ物の治療
例えば保険適用外のセラミックのものなど、詰め物・被せ物を装着するときは隙間やズレが無いように正確に設置する必要があります。ほんのわずかなものでも、隙間があるとそこから細菌が入り込みむし歯が再発する可能性があるからです。もちろん見た目にも関わるため、こういった細かな治療・処置をするときにもマイクロスコープは使われるのです。
マイクロスコープについては、こちらもご覧ください。
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