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歯内療法はどんな時に行われるの?
歯内療法はどんな時に行われるの?
2021.09.14
歯内療法
今回は歯内療法がどのようなときに行われるのかについてお話しします。
歯内療法は「歯の根っこの治療」「歯の神経の治療」などと呼ばれるもので、
むし歯が進行し歯の神経にまで及んでいるときに行われます。
歯は表面にエナメル質があり、その内側に象牙質、さらにその内側に神経(歯髄)があります。
むし歯の進行段階は以下のようにいくつかに分けられます。
<CO>
・ むし歯の初期段階
・ 見た目に大きな変化は無い
・ 痛みも無い
<C1>
・ エナメル質がむし歯になった状態
・ 歯の表面に黒い穴が開く
・ まだ痛みは無いことが多い
<C2>
・ 象牙質までむし歯になった状態
・ C1よりさらに深くまで穴が開く
・ 冷たいものがしみたり痛みが出たりする
<C3>
・ 神経までむし歯になった状態
・ C2よりさらに深くまで穴が開く
・ 冷たいものだけでなく温かいものでも痛みが出る
・ 何もしていなくても激しい痛みが出ることもある
<C4>
・ むし歯の進行により歯が崩壊し歯の根っこ部分だけが残った状態
・ 神経が死んだことで痛みは無くなる
歯内療法が行われるのは、
むし歯がC3の段階まで進行したときです。
歯内療法は歯を残すための手段であり、
正しいケアを行えば自分の歯として使い続けることができます。
なお歯の神経を抜くと歯がもろくなりやすいため、しっかり検査を行なった上で診断します。
またむし歯になっていなくても、転倒などにより強い力がかかったことで
歯にヒビが入った場合も歯内療法の適応となります。
歯にヒビが入ったまま放置すると、痛みが出たり細菌感染を起こしたりする可能性が高いからです。
細菌感染が起こると、
全身に影響が出ることもあります。
歯内療法では、まず歯の神経を取り除きます。
その後根管内を綺麗に清掃し代わりとなる薬や、材料を詰めて被せ物を被せます。
これだけで改善が見込めない場合は、外科的な処置を行うこともあります。
これは治療が不十分だと細菌が根管内に残り、再びむし歯になったり痛みが出たりする可能性があるからです。
複数回通院していただきながら、慎重に治療を進めていきます。
歯内療法については、こちらもご覧ください。
歯内療法についてご相談の際はぜひ浜松の竹内歯科医院へ
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