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歯周病は生活習慣病
歯周病は生活習慣病
2021.08.23
歯周病
歯周病は生活習慣病
皆さんは「歯周病はお口の中だけの病気」だと思われているのではないでしょうか?
歯周病は、口の中の病気でありながら唯一の生活習慣病と言われており、色々な病気とも深く関係しています。
歯周病と全身の健康
歯周病は喫煙やストレス、糖尿病などが関係し、その他の病気も誘発すると近年の研究で明らかになっています。
そこで今回は、歯周病から誘発される可能性のある4つの病気についてご紹介させていただきます。
1.歯周病と心臓病
歯周病と心臓病には深い関係性があり、歯周病原因菌が心臓の血管を詰まらせ、心臓の血管の細胞を障害することがアメリカの研究で明らかになりました。動脈硬化や大動脈瘤にかかった細胞を検査すると、多くの歯周病関連菌が検出されます。
2.歯周病と糖尿病
糖尿病の人は、血液が高血糖になり、毛細血管がもろくなります。そのため糖尿病でない人と比較した場合、毎日お口のケアを怠ると、歯肉炎も起こしやすくなり、そのまま放置すると重度の歯周病になりやすいと報告されています。
3.歯周病と肺炎
厚生労働省より、高齢者(65歳以上)の死亡原因、第1位は肺炎と報告されていますが、肺炎の中でも、口の中の細菌が肺に入り込み炎症を起こす肺炎を誤嚥性肺炎や嚥下性肺炎といいます。高齢になると、食べ物を飲み込むための喉の筋力が低下し、本来食道に入るものが気管支に入ってしまうことがよくあります。誤嚥性肺炎を起こした患者さまの肺からは、歯周病原因菌(嫌気性グラム陰性桿菌など)が高い頻度で見つかることから、歯周病と肺炎に強い関連性があるとされています。
4.歯周病と骨粗しょう症
骨粗しょう症の人は、そうでない人と比較した場合、歯を支えている骨の減少(歯槽骨吸収)が早く歯周病の進行が早いという報告があります。また、歯周病で歯を失うことにより、食べ物を噛む力が弱まりバランスよく食事することが難しくなるため、身体全体の骨密度が低下し、悪循環が起こりやすい傾向にあります。
定期的な歯科検診を
ご紹介した通り、歯周病は全身の健康と関連性が高い病気です。
歯周病についてはこちらの記事でご紹介しています、また自身で出来る歯周病チェックもご紹介していますので是非ご覧ください。
自身で気が付きにくい病気だからこそ、定期的に検診をして一本一本の歯、そして全身の健康を大事にしていきましょう!
歯周病についてご相談の際はぜひ浜松の竹内歯科医院へ
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