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鏡で見ると歯にひび割れが…。原因と治療法とは!
鏡で見ると歯にひび割れが…。原因と治療法とは!
2020.11.24
知って得する!!~歯の豆知識~
自分の歯を鏡でよく見てみてみると、ひびのような線が入っているのを見たことはないでしょうか?
歯にヒビ割れがあると不安に思う方も多いと思います。
では、歯にヒビが入ってしまうのは、一体何が原因なのでしょうか?
ヒビ割れの原因とは?
歯のひび割れにはいくつか原因が考えられます。
噛み合わせの悪さや噛む力、噛む力の偏り、歯ぎしりや食いしばりによる負担です。また、硬いものを噛み砕いた時や硬いうえに弾力のある、例えばフランスパンのようなものを噛みちぎった時にも、縦にひび割れしやすいです。過度に力が加わることで歯がダメージを受けて、ひび割れを起こしてしまうのです。
特に、神経のない歯は神経のある歯に比べてとてももろくひび割れをしやすいです。
人間の咬む力は思っている以上に強いものです。
人の咬む力(咬合力)についてはこちらから
歯は硬いものと思いがちですが、実は歯の表面を覆うエナメル質はもろいという弱点があります。
ひび割れによって起きてしまう症状は?
歯がしみたり、噛むとズキッと痛かったり、被せ物が外れることもあります。そして、症状がすすむと何もしなくてもズキズキ痛んだりします。
神経がある歯にヒビが入った場合は、噛むと歯を削られた時の様な、電撃的な痛み、頭に響くような痛みが走ります。
また、神経のない歯の場合は、歯の根っこの部分にひび割れや亀裂が入る事が多くなります。歯肉が腫れたり、その周囲から膿がでてきたりします。そして次第に、神経がある歯の場合とは違う強い痛みがでてきます。
治療方法
噛む力の強い方には、ナイトガードという治療睡眠時専用のマウスピースを使用し、歯ぎしり・食いしばりから歯を守ります。歯と歯の間にひびが入ることも多くあり、その場合は見えないので、レントゲンを撮って発見していきます。
小さなヒビであれば、その箇所を接着して、それ以上ヒビが広がらないように進行を抑え、大きなヒビ割れや虫歯が進んでひびが入っている場合は、基本的に虫歯と同様の治療を行います。
ただし、歯の根っこが割れている場合は抜歯しなければなりません。
最後に
歯のひび割れは予防することが難しく、また縦に小さいひび割れが入っている場合は、レントゲンにも写らず見つけるのが難しい場合もあります。
歯は一度ひび割れが入ってしまうと、自然に再生することはありません。
体の骨にひびが入った場合は自然にくっつくのを待ちますが、歯は体の骨とは違います。そのままにしているとひび割れが大きくなり、歯を支えている歯槽骨という骨に影響が出たり、腫れや強い痛みも出やすくなります。
歯に痛みや違和感がある時は、少しでも早く歯科を受診することが大切です。
また虫歯を予防し、なるべく神経のある歯を多く残すことも大切です。
定期的な検診もしていきましょう。
歯についてのご相談の際は、ぜひ浜松の竹内歯科医院へ
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