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口臭の原因について
口臭の原因について
2021.05.14
知って得する!!~歯の豆知識~
口臭は誰にでもあるものです。
しかしそれが強く現れたり、独特の匂いを放つと周りの人の鼻にとどいてしまい、時に不快感を与えてしまうことがあります。
皆さんはお口が臭くなってしまう原因についてご存じでしょうか?
口臭の原因には以下のようなものがあります。
口臭の主な原因
1.歯の汚れ
2.舌の上の汚れ
3.食べ物からくる口臭
4.全身・内蔵からくる口臭
1.歯の汚れ
毎日しっかりと磨いていても、歯には歯石が付いてしまいます。そして歯石が付着すると、ますます歯に汚れや細菌が付きやすくなります。
また、歯に歯石がつくと歯茎は腫れ、腫れた歯茎の周りに歯垢や歯茎から出る血液や浸出液によって口臭が出やすくなってしまいます。歯と歯茎の溝に歯石が溜まると歯茎が腫れ膿が出て、その膿が口臭の原因へと繋がります。
2.舌の上の汚れ
唾液や歯垢(プラーク)の中には多くの細菌が生きており食べ物のかすなどを栄養にして増殖します。
また、舌の表面で細菌が繁殖すると白っぽい舌苔(ぜったい)を作り上げて臭いのもととなります。そしてこの舌についた細菌がにおいを出しながら、しかもネバネバとした物質をだし、ますますとれにくくなってしまうのです。
3.食べ物からくる口臭
食べ物が柔らかくなったせいか歯肉が弱っている人が多く30歳で60%、40歳で70%、50歳で80%の人が歯肉炎に悩んでいるという報告があります。この歯肉炎が口臭の原因となることがあります。
4.全身・内蔵からくる口臭
口臭が内蔵などの体に原因がある場合で、消化不良、肝機能低下、糖尿病などが考えられます。消化不調の場合は、食べたものが胃や腸で停滞し、異常発酵することで腐ったようなにおいの口臭がするのが特徴です。肝機能低下ではうまく毒素が分解出来ず、臭いの原因となります。
口臭の予防対策と治療について
口臭対策の基本は歯磨きや、正しい舌磨きをすることです。
毎日丁寧に歯を磨き、食べかすや歯垢など、口の中の汚れをしっかりと落としましょう。
また、歯磨きの際には歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも活用すると良いでしょう!
口の中を清潔に保つことで口臭の原因となる汚れや口臭を作り出す細菌を減らすことが出来ます。
【口臭対策まとめ】
・歯ブラシ・デンタルフロス・歯間ブラシの活用
・舌苔を取る舌の清掃
・緊張やストレスを溜めないように心がける
・規則正しい生活を送る
正しい歯磨きの仕方について知りたい方はこちら
舌のケアについて知りたい方はこちら
そして、口臭の治療にはまずはその原因を特定することが大切です。
その上でお口の中に原因があれば、歯科医院で治療を受けながら歯磨きをしっかり行い、汚れを除去していきます。歯間ブラシやデンタルフロスを使うと更に効果的になります。
また、全身・内蔵に原因がある場合は、歯科医院ではなく内科で診ていただきましょう。
気になることがあればそのまま放置せずに病院で医師の判断を受けることが大切です。
最後に
私達は毎日食事をし、口の中ではさまざまな代謝が行われているため、無臭でいることはありえません。
あまり神経質になりすぎず、他人を不快にさせるような臭いに気をつけていればよいのではないでしょうか?
そのために、毎日の口臭ケアや歯科での定期検診やメンテナンス、そして規則正しい生活を心がけることが大切なことなのです。
口臭やお口の清掃についてのご相談の際は、ぜひ浜松の竹内歯科医院へ